ACTとSATの出題形式の違い、どちらが日本人には有利かについてまとめました。
ACTとSATの違い1:エッセイが違う
ACTとSATは共に、オプションでエッセイが選べますが、ACTは「自分の意見を言う」のに対し、SATは「著者の文章を分析」します。
ACTとSATの違い2:ACTは一問あたりの解答時間が短い
単純計算だと、SATは一問を1分10秒、ACTは一問を50秒で解かなかればいけません。
ACTは、「簡単な問題をすばやく解く力」が試されるのに対し、SATは難しい問題を、ちょっとじっくり考えるテストです。
ACTは、「簡単な問題をすばやく解く力」が試されるのに対し、SATは難しい問題を、ちょっとじっくり考えるテストです。
ACTとSATの違い3:SATにはサイエンスセクションがない
ACTにだけ、「サイエンスセクション」があります。ただし、グラフを読む力を問う問題で、科学の知識は必要ありません。
このセクションは、数学が得意な日本人には対策しやすいので、ACTが少し有利かもしれません。
結局、ACTとSATどちらが有利か。
どっちが選ぶかは、あなたが得意な問題次第です。
この手のテストは、受験料で成り立つビジネス。片方だけが異様に簡単だと、そっちに受験者が流れてしまうからです。
実は、2016年以前は、ACTが明らかに簡単でしたが、その結果、ACT受験者が、当時主流だったSATの受験者を超えてしまったのです。
その結果、SAT主催者は慌てて問題を変更。今のSATとなったわけです。
まず、ACTとSATの一番大きな違いが:エッセイ。(エッセイを受験しない方は、問題になりませんが)
ACTのエッセイは、自分の意見を言わせます。
アメリカ人は、小さい頃から意見を言う訓練をしてきましたが、日本の高校生は「協調性」を重んじて育てられたため、自分の意見を言うのが苦手。
英語と自分の意見を言う能力の両方でハンデを受けるわけです。
一方、SATは他人の文章を分析します。そのため、文章構成はすごく限られています。事前に基本表現を覚えれば、対策しやすいわけです。
つまり、「私は他人の文章を読むのなんて嫌、自分の意見を言いたい!」方は、ACTの方が有利ですが、そうでないなら、SATの方が簡単です。
アメリカの大学は、合格者のACTとSATの点数を公開していますので、両方の模擬試験を受けてみて、より合格点が近い方を選ぶといいと思います。
ACTとSATの違いは?日本人にはどちらが簡単で有利か
Reviewed by BL
on
1月 30, 2018
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