今日は、SATエッセイの対策法について。
2017年の全受験生の平均点は、8点満点中5点。なので、5点が目標になります。
しかし、アメリカ人は子供の頃から「論理的に話す力」を教育されてきてこの点数ですから、英語と話す力の両方でハンデを受ける日本の高校生にはけっこう難しい点数です。
一番のコツは、最低10回練習を重ねることですが、その余裕もないでしょう。そこで、今日は、即効性があるコツをいくつかまとめてみました。
コツ1:エッセイではロジカル性を試めされる
まず、知ってほしいのは、エッセイは「ロジカルな文章が書けるかを試めすテスト」です。SAT主催者はこれを「Evidence-Based Reading, Writing」、つまり、根拠に基づいてのライティングと呼んでいます。
公式サイトにエッセイで何を試してるのかを説明していますので、いくつか重要な点を抜粋しました。
- Read a passage.
- Explain how the author builds an argument to persuade an audience.
- Support your explanation with evidence from the passage.
- You won’t be asked to agree or disagree with a position on a topic or to write about your personal experience.
(原文)
賛成か、不賛成かや、あなた自身の意見は絶対書かないようにして下さい。
これが読解力、分析力、ライティング力の3方面から採点され、それぞれ2-8点で点数がだされます。
これが読解力、分析力、ライティング力の3方面から採点され、それぞれ2-8点で点数がだされます。
コツ2:難しい構文を使うより、論理的な文章を長く書くことに力をいれる
英文を書くのに慣れていないと、どうしても難しい構文を使いたがります。
でも、私の経験上、それよりも「論理的な文章を長く書くこと」にエネルギーを注いだ方が高得点がとれます。
でも、私の経験上、それよりも「論理的な文章を長く書くこと」にエネルギーを注いだ方が高得点がとれます。
公式サイトにエッセイの例文(例1、例2)と、本物の採点者によるコメントが載っていますので、絶対絶対じっくり読んで下さい。
高得点の文章より短いと、どんなに自分でいい文章を書いたと思っても、採点者からしたら重要な論点が書かれていないので、高得点は得られません。
逆に、主催者は、「スペルミスや文法ミスは2、3箇所あっても減点しない」と明言していますので、そこは気を少し抜いて大丈夫です。
採点者が何を重視しているかを知るのはテストで高得点をとる基本中の基本なので、絶対この作業を怠らないで下さい。
ちなみに、SAT公式サイトは他の各セクションが何を重点的に試してるのか、いわゆる「テストの山」を教えてくれていますので、じっくり読むことをおすすめします。
コツ3:何段落に何を書くかを決めておく
時間内で説得力のある文章は書くには、最初から何段落に何を書くかを決めておくといいでしょう。細かい構成は、The College Panda's SAT Essayを参考にしてください。
ただ、このような参考書に載っているテンプレートを使う時は注意して下さい。本に載っているものをそのまま使うのはやめましょう。多く出回っているので、減点対象になるかもしれません。
テンプレートよりは、よく使う表現集の方が使いやすいと思います。
コツ4:早い段階で添削してもらう
数回練習したら、早い段階に専門の先生に添削を受けてください。自分では上達したつもりでも、先生に問題点を指摘され、はっと目が覚めることがありますので。
即効性があるSATエッセイの対策のコツ
Reviewed by BL
on
1月 29, 2018
Rating: